団塊世代~定年後・退職後をよく生きるヒント の記事一覧


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「アンチエイジング(抗老化医学)」、団塊世代が知るべき基本

団塊世代にとって、なんとなく気にかかってしかたがないテーマのひとつが「アンチエイジング」ではないでしょうか。


生物学的寿命としては、125年ほどが人の限界らしいですが、まぁそこまで望まずとも、たとえ定年後・退職後であろうと日々を生き生きと、心身とも若々しく暮らしたい。

見た目が実年齢よりも若くとられるような、一回りも二回りも若々しい心とカラダを、できるだけ末永くキープしたい。


こういった誰もが心の奥底に秘める願望を汲んで、「加齢(実際に歳をとること)」は不可避であっても、身体的・精神的な「老化(加齢に伴って生じるさまざまなマイナス面)」はできるだけ遅らせる、早め早めに対応して予防することを目指した予防医学の総称が、「アンチエイジング(抗老化医学)」なわけです。


必ずしもフィジカル(肉体的側面)だけでなく、生活の質(QOL)をいかに保っていくかについても同じくらい重視されている点が、実践のポイントです。

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加齢・老化の原因は大きく分けて「遺伝的要因」「活性酸素による身体の酸化」「ホルモン分泌の低下」「ストレスや肥満・睡眠不足・運動不足など、後天的な生活習慣の乱れ」があります。


このうち現時点でどうにもならないのは最初の「遺伝的要因」だけで、あとの3つは、予防医学的な対抗策がきちんとあるわけです。

 

団塊世代 アンチエイジング



活性酸素フリーラジカルと呼ぶ人もいます)」は加齢のほか、紫外線や喫煙、ストレスによっても発生するいわば「身体のサビ」であることはよく知られており、これに対抗する方法論は「抗酸化」と呼ばれています。


抗酸化食品
としては緑黄色野菜・果物・豆類・海草類などがあり、また抗酸化栄養素として有名なものには、コエンザイムQ10・ベータカロチン・コラーゲン・ポリフェノールなどがあります。


次に「ホルモン分泌の低下」は、30歳を過ぎたあたりから誰でも低下していくものですが、ホルモンといってもいろいろな種類があります。

老化に関係するホルモンとして「成長ホルモン」「メラトニン」などがあり、これらは睡眠中によく分泌されるため、睡眠不足が続く日々はその分泌を妨げ体内老化を早めていることにもなるわけですね。


女性の場合、閉経によって卵巣でつくられるエストロゲンというホルモンが激減し、更年期障害や骨粗鬆症などの発症リスクにもつながっていきます。


これらへの対応策として、生活習慣の改善をはかっていく以外にも、注射やスプレー・クリーム塗布などで足りなくなったホルモンを直接身体に補充する「ホルモン補充」という治療法が存在します。

ただしホルモン補充治療は副作用もありますので、まずは信頼できる専門医療機関を探したうえで、相談・治療を受けるようにしたいものです。


アンチエイジング医療一覧(NPO法人アンチエイジングネットワーク)


最後の「後天的な生活習慣の乱れ対策は、いまや広く知られた「メタボリック・シンドローム(メタボ)対策」につながるものです(「血管年齢」を改善、団塊世代と生活習慣病の予防 もご参照ください)。


特に注意したいのは、単にダイエットをして体重を落とせばいいのだろう...という話で終わるものでなく、加齢によって衰えていく筋肉量の維持をはかること(すなわち筋トレが非常に大切である点です。


筋肉量が衰えることで基礎代謝量最大酸素摂取量が減り、消費エネルギー量が減って、すなわち太りやすくなります(「加齢性筋萎縮症」と呼ばれます)。


筋肉量は放っておいても40歳代くらいから減り始める
と言われており、また肥満はご存じのとおり、高血圧・動脈硬化・糖尿病などさまざまな生活習慣病への最短距離となります。

筋トレはそれらを予防すると共に、上でのべた「成長ホルモンの分泌」にも有効とされています。

また筋トレのよい点は、何歳になってからはじめても、それなりに効果が得られることです。

はじめるのに遅すぎるということは、こと筋トレに限ってありません(もちろん、トレーニングのやり過ぎに注意する必要はありますが)。


また骨粗鬆症によって骨密度が薄くなった場合など、万一転んで寝たきりになったときは、筋肉量は信じられないほどのスピードで急激に落ちていくといわれます。


そうなると他の病気の発症リスクが高まるだけでなく、結果として介護が必要となった場合など、本人のみならず、周囲の人々の生活の質も下がっていくことにもなりかねません。

団塊世代にとっては、自分自身のアンチエイジングのみならず、配偶者や老親への目配りも必要になるわけです。


かように団塊世代にとっては「筋肉量のキープ」が重要なテーマとなりますので、日常生活に適量の筋トレを取り入れるようにすると同時に、心肺機能の向上をはかるための有酸素運動(ウォーキング・水泳など)も、できれば週に2-3回程度取り入れるようにしたいものです。


まずは自分がどれくらい老化が進んでいるのかを客観的に知りたい...という方は、人間ドックならぬ「アンチエイジングドック抗加齢ドック)」を一度受診してみるのもよいかもしれませんね。


抗加齢ドック~主な検査項目と料金・人間ドックとの関連 (人間ドック はじめての受診 4分でポイント理解)

アンチエイジングドック導入医療機関 (アンチエイジングファミリー)


先に自分でそれなりにチェックをしてみたい...という方は、下のサイトからどうぞ(実年齢より高くでても、あまりガッカリしないように)。

体内年齢チェック(無料)(アンチエイジングファミリー)


さて、アンチエイジングは身体面・内面の治療のほか、美容整形や脂肪吸引・スキンケアに代表される、外形的・外見的対処法もあります。

これについては、団塊世代としても気になる、男性の美容整形事情 をご覧ください。


参考サイト

NPO法人 アンチエイジングネットワーク
アンチエイジング医学(抗加齢医学)とは(日本抗加齢医学会)

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