団塊世代の男が身につけておきたい必須技術のひとつは、なんといっても「料理」ではないでしょうか?
食べることはまさしく人生の核のひとつであり、生きることの喜びでもあると同時に、その行為自体を楽しむ点で生涯の趣味のひとつともなり得ます。
専門の料理教室に通うことで同世代交流のきっかけともなりますし、また妻の病気や老親の介護の時にも役立つなど、男にとって「料理ができる」ということは、さまざまな実用的メリットも兼ね備えているのではないでしょうか。
不景気で外食を手控える層も増えるなか、オフィスに自分で作った弁当を持参する男性サラリーマンの増加など、団塊の世代に限らず料理に関心を持つ男性の数の絶対数が、全国的に増えてきているようです。
定年退職後にやや時間をもてあまし気味の団塊世代のオトコはなおのこと、いったん料理の魅力にとりつかれてのめり込んでしまったら、逆に時間が足りなくなってくるかもしれませんね。
とくに男の場合はどうしても凝り性なきらいがあるためか、食の素材や栄養バランス・調味料の選択だけでなく、調理器具や包丁の種類にこだわる方なども決して少なくないようです。
もちろん、なにも凝っためったに食べないような豪勢なものではなく、日々の生活で栄養のバランスにも配慮したごく普通のおかず、ちょいとシャれたおつまみ...などのレパートリーを少しづつ増やしていくだけでも、団塊男性の日々の生活にささやかな彩りを添えてくれるのではないでしょうか。
さて一念発起、それでは料理教室に通ってまずは基礎からだ...とお考えの方に。
地方にお住まいの方は、男性専門の料理教室となると残念ながら現段階では選択肢はまだ限られてくるようです。
地元で男性向け料理教室の開催情報を丹念に探すか、あるいは「ベターホームのお料理教室」を、まずは検討してみてはいかがでしょうか。
1963年6月創立のベターホーム協会が運営する「ベターホームのお料理教室」では、全国18ヶ所の教室で約5万人が学んでいます。
同協会では1991年から「男性専用の料理教室」を開講しており、全国各地の教室でおよそ7000人のオトコが料理を学んでいます。
会費は入会金2100円に加え、半年分で21400円(年2回納入)、体験教室も用意。
詳細は以下のページをご覧ください。
ベターホームのお料理教室 男性クラス
都市圏ならば、他にも料理教室がたくさんあって選びやすくなっています。
また都市圏では、和食やパン・菓子づくりなど、ある程度ジャンル分けが進んだ教室の開催など、選択のバリエーションも拡がっているようですね。
創立31周年と歴史ある東京(新宿)の「男子厨房に入ろう会」は、延べ会員数も2000人以上と、かなり大規模です。
男子厨房に入ろう会
関東圏では、東京ガスが男性対象の料理教室を開催しています。
東京ガス料理教室 男だけの厨房
また東京・名古屋になりますが、ABC Cooking Studioでも「男性でも通える料理教室」を開催しています。
ABC Cooking Studio
講座回数が3~6回程度と短期になりますが、大手カルチャーセンターなどでも随時、男性の料理講座を開催するときがありますので、講座情報には日頃から注意しておくとよいでしょう。
よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)
朝日カルチャーセンター