子どもの頃を思い返せばあんなに勉強がキライだったのに、人生の折り返し地点に入ろうとする年頃から、なぜだかまた無性に勉強してみたくなったりするものです。
いささか不思議な気がしますね。
団塊世代の学習熱の高まりは、男女の別なくとても旺盛で衰えるところを知らず、教育産業などからも熱い視線がそそがれています。
生涯学習として自らの学習テーマを掲げ、専門的・本格的な教養を求める団塊世代もまた、全国的にも確実に増えてきているようです。
このコラムでは、団塊世代の生涯学習を支援すべくすぐれた講師陣と独自の専門カリキュラムを用意している「放送大学」について、ご紹介します。
・放送大学
ご存じのとおり、テレビ・ラジオによる放送授業を通じて、いつでも誰でもどこでも学べる国内最大の通信制大学です。
CS放送・地上放送(デジタル・アナログ)・ケーブルテレビのいずれかを受信することで、全国どこでも視聴できます。
放送大学では、特に団塊世代向けの教育科目の充実に力を入れています。
平成20年度第2学期の教養学部の在学生数は79,056人、うち50歳台以上の在学生は24,901人と、全体の30%を超えています。
放送大学は正規の大学課程であり、必要な単位を修得すれば学位(学士)を得ることができます。
入学試験もなく、入学後は約300科目から学びたい科目を自由に学べます。
卒業までにかかる費用は入学料込みで合計704,000円ですが、これは4年間の費用であり、トータルでみると一般の大学に比べ、かなりお安く勉強できることになります。
番組は録画しておけば好きなときに学習できますし、また各都道府県に置かれている学習センター・サテライトスペースなどにおいても、視聴することができます。
また大学院も開設されていますので、修士の学位取得も可能です。
放送大学 学習センター・サテライトスペース所在地一覧
ちなみに放送大学は無料放送ですので、CS放送で視聴する場合は、アンテナおよびCSチューナを購入・レンタルする必要がありますが、放送大学だけの視聴の場合は、加入料や毎月の基本料金等はかかりません。
詳しくは放送大学のホームページ 入学案内 をご参照ください。