つつがなく定年・退職を迎え、ストレスの巣窟とも言える会社生活の束縛からも解放されてホッと一息。
これからは少なくとも人間関係のストレスとは無縁で過ごせるぞ...とお思いの団塊世代の皆様には、水を差すようで悪いのですが（笑）。
この機会に、ストレスとはそもそも何で、どのような種類があるのかについて勉強しておいても、損はないと思います。
ストレスの種類って、人間関係以外にも実にたくさんあることがわかりますし、なんと退職後にただのんびりと自宅でくつろいでいるだけで、アナタ自身が奥様のストレスの原因として作用する「主人在宅ストレス症候群」（！）と名付けられたストレスだってあるのです。
これではおちおち家でテレビをみてくつろぐことすら、ママなりません。
ストレスについて（日本成人病予防協会）
あなたのストレス対処能力は？ 健康維持能力も分かる（あなたの健康百科）
さて、ストレスとはこんなにもたくさんあるものだということを踏まえたうえで、なにかと物いりな団塊世代、コストのかからないお手軽なストレス解消方法なぞは無いものでしょうか？
おすすめの方法を二つ、ご紹介しておきます。それは「笑うこと」、そして「歌うこと」です。
笑いの効用はいろいろあげられていますが、もっとも有名なのは、「笑うことは唯一、ウィルスやがん細胞を攻撃する免疫細胞『ナチュラルキラー（ＮＫ）細胞』を活性化させる効用がある」ことでしょうか。
湧永製薬株式会社－笑いの効用 ～前編～
湧永製薬株式会社－笑いの効用 ～後編～
ストレス解消作用の他にも、血圧の低下・血糖値の低下・消化機能の向上・脳の血流量の増加など、笑いにはさまざまな効用があると言われます。
ただしそのためには、一日トータルで20分くらいは笑うことが必要とのこと。
皆さん、ノルマ達成には間違いなく、全然足りませんよね？（ホラここで笑って、ちょっとでもポイントを稼いでおかないと。）
海外には「ユーモアコンサルタント」といって、職場などで笑いを得るのを専門にする職業もあるそうです。
日本だとさしずめ「笑い療法士」でしょうか。
笑い療法士のご案内（癒しの環境研究会）
日本でも、笑いを真剣に研究している学会があります。
日本笑い学会
ちなみに「つくり笑い」でも、ある程度の笑いの効用は得られるそうですよ。
でも先行き長い人生、心身の健康のためにも、心から笑える時間を少しでも長く多く持ちたいものですよね。
次に、「歌うこと」はどうでしょうか。
歌うのも笑いと同じく運動の一種ですし、そのストレス解消効果・リラックス効果は広く認められていますが、本格的な学問的研究はまだ無いようです。
しかしストレス解消で歌うといえばお手軽なところでは「カラオケ」でしょうか。
団塊世代は、その一つ上の高齢者層ほどにはカラオケには熱心ではないようですが、そのかわりカラオケが好きな団塊世代は「アクティブで買い物好き」といった調査結果もありますね。
いまや「一人カラオケ（略してヒトカラ）」がひそかなブームだそうです。
ヒトカラ（Wikipedia)
ストレス発散のみならず、歌唱力向上のための練習のために、価格帯の安い昼間のカラオケボックスに熱心に通う方も少なくない...とのこと。
ま、誰かと行ったとしても、自分の歌っているところなんかろくに聴いちゃくれやしない...と考えていくと、確かに一人でいっても大差ないのかもしれません。
ではさっそくヒトカラにチャレンジを...という方、心理的抵抗もあって、最初にお店に入るのがなかなか難関らしいです。
恥ずかしくてお店の入り口にすら行けない...という団塊世代の方、それではご自宅でヒトカラはいかがでしょうか。
ただし、奥様の主人在宅ストレス症候群が悪化する副作用の恐れがありますので、ハマリ過ぎにはどうぞ気をつけて。
